宮城野菜
あの東日本大震災のこともあり、宮城は大丈夫だろうかと心配していましたが、
渡辺採種場さんなどのご尽力で、今回もいろいろな野菜がそろいました。

仙台雪菜、芭蕉菜、白菜、小瀬菜だいこん、曲がりねぎ、唐とりいも
など関東にいるとあまりなじみのない葉もたくさん知ることができました。
雪菜や芭蕉菜は「アブラナ科」で、小松菜やタアサイに近い味の青菜です。
まだ寒さにあまりあたっていないので、甘みが少ないのですが、これからおいしくなる野菜。
仙台白菜はシャキシャキした食感がおいしい白菜です。
以前は東京方面に出荷するために駅ができたくらい盛んだったようです。

小瀬菜だいこんは、根は20cmほどで、葉っぱがおいしい葉大根。
普通の大根の葉のようにギザギザしてないので、とても食べやすい葉っぱです。
野沢菜みたいですね。根はでんぷん質が多く、繊維も多いのですが、
ソテーして食べると絶品でした。

その他、シロナや清国青菜など、まだまだ知らない菜がたくさんあります。
青菜といえば、一般的にゆでてお浸しにしたりしますが、
小松菜系のあまりアクのない青菜はお漬物にすることができます。
小松菜を4cmくらいに切り、ポリ袋に入れてレンジで30~40秒加熱。
しょうゆ、みりん、唐辛子を少々入れて少しなじませると簡単にお漬物ができます。
これから青菜がますますおいしくなる季節です。
手軽なお漬物もおススメです。
おいしい山形料理教室
山形、庄内の有名シェフ奥田政行氏が講師です。とても楽しみにして参加しました。
今日の料理は庄内浜でとれたち鯛をつかったアクアパッツア、野菜たっぷりのパスタ、
イチゴソースのパンナコッタです。

材料の豪華なこと。この鯛1尾が1人分です。すご~い。
ウロコはひいてあり、内臓もとってあるので作業は簡単です。

アクアパッツアは簡単にできるので、私もおもてなしのときに良く作ります。
奥田シェフはみずから「オタク」とおっしゃるだけあり、とても薀蓄があり、研究熱心です。
鯛の見分け方も目が大きいと周りをよくみてる、とか、コブのようにおでこが張っている鯛は
気が強くて先頭を泳いでいるとか、楽しいお話を伺いながらの教室でした。
パスタもアルケッチャーノでの看板料理の野菜たっぷりのパスタ。

写真ではパスタがみえません。これだけ食べればもう十分。
材料は新鮮な庄内からの野菜。水菜やツルムラサキ、小松菜、にんじん、
そして極めつけのキュウリ。
これらをさっとゆでたものをパスタにまぜ、生を飾ります。
すごいボリュームです。
デザートはレモンの風味でさっぱり感のあるパンナコッタに、イチゴのソースをたっぷり
かけてあります。
各テーブルでの出来上がりです。

大事なオイルを捨てちゃったり、ダメ生徒でしたが、
どれもおいしくて満足。なにより奥田シェフの研究、勉強に裏ズケられた自信、
「何でも聞いてください!」とおっしゃる姿勢がステキでした。
よい勉強させていただきました。そしておいしくて、ごちそうさまでした。
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